地雷処理現場研修所感No2 (立命館・愛媛大学生)

 2008.9.7~9の間、カンボジア バッタンバン州カムリエン郡タサエン集合村で実施している住民参加型地雷処理事業を見学された立命館アジア太平洋大学(大分)の福田祐馬様、吉川暢人様、河合裕美様、安藤大輔様、小田辰憲様、鶴保祐佳様、ジャン・ヒジェ様、嶺川享佑様が研修の感想をお寄せ下さいましたので、ご紹介します。

JMAS研修所感 (立命館アジア太平洋大学)  注:50音順

1.JANG Hee Jay
 二日間ありがとうございました。今回の見学を通していろいろ考えることができて、すごいよかったと思います。特に、現場を直接みて回って、現場の話を聞くことができたのがとてもよかったです。また機会があったら、もう一度お伺いしたいと思います。
2.安藤大輔
 参加させていただきありがとうございました。
地雷に関して、そして高田さんや高山さんとの会話を通してさまざまなことを学べたと思います。写真や映画などメディアを通しての地雷の知識しか知らなく実際に行って見てみることで考え方なども変わりました。
地雷と隣合わせのところで生活する人達の気持ちに少し近づけたように思います。
また、自分自身と自分のおかれている環境についても深く考えるようになりました。
そして最後に特に印象に残っているのが地雷の爆発音でした、今まで爆弾と言うものは映画の中でのもので、実際に爆発音を耳にしたときの恐怖だけではないあの感情が忘れられません。機会があればまた訪れたいと思います。3日という短い時間お世話になりました。ありがとうございました。
3.河合裕美
 今回カンボジアの旅の際にタサエンへ伺う機会が持てて、多くのことを学ぶことができました。本や学校の授業で地雷について学んだことはありましたが、実際に地雷原を歩き、作業をしていらっしゃるJMASのスタッフの方々とお話できて本当によかったです。すぐそばに埋まっている本物の地雷、学校の子供たちの笑顔、村の人々の優しさ、ハンモック、三食おいしく頂いた食事・・タサエンでの経験は何ひとつ忘れることができません。タサエンは地雷の事だけでなく、どこか忘れていた心の豊かさも教えてくれた気がします。今回学んだことをこれから多くの人に伝えていきたいと思います。そしていつかまたタサエンを訪れたいと思います。今回は本当にありがとうございました。
4.吉川 暢人
  今回、タサエンでJMASさんのお世話になり、地雷原を実際に目の当たりにする機会をいただいたことを感謝しております。今回の機会が無ければ、カンボジアの戦争被害の実際に触れる機会はなかったと思います。実際に地雷原を歩き、発見された本物の地雷を眼前にしたときは”本当にこんな小さなものが地雷なのか”と思っていたのですが、その後で爆破処理する時に、その”小さなもの”が発する爆音に身がたじろいでしまいました。
戦時中はその”小さなもの”が埋まっているかもしれない中を駆けていかなければならず、常にそのことに気を配りながら行動し続けなければならない重圧は、私が想像するよりも遥かに重たく、つらいことでしょう。さらに戦後の今も地雷は処理されることなく残っており、戦後に生まれた子供達が被害に遭うこともあるなど、もう終わっている内戦が今に遺しているものが作り続けている被害は甚大です。「戦時中に親が埋めた地雷をその子供が処理している。」この言葉を聞いたときに、非常に虚しさを感じました。
しかし、そのような状況でありながら、地雷処理という行為が地元のカンボジア人の雇用機会の創出になっているという面もあり、”戦争”という行為の遺してしまったネガティブな部分にばかり触れ続けるのではなく、その部分から少しづつ良い方向へと歩みだしていこうとすることが、尊いのではないかとタサエンで感じました。
この度は、貴重な体験をさせていただく機会を与えていただき、ありがとうございました。
5.小田辰憲
 地雷原を見学させてもらい一番印象に残っていることは、地雷撤去をされている方に「この仕事は好きですか?」と質問したところ、全員が口々に「大好きだし、とても誇りを持っています。」と答えてくれたことです。僕たちの考え方でいくと、地雷撤去作業はとても過酷だし、かなりの危険を伴うので、自らすすんでやりたい仕事だとは思わないし、できればやりたくないです。しかし彼らは、もしその地雷撤去という仕事をしなかったら、自分はおろか、家族も生きていけないという現実があると聞きました。僕たちと同じぐらいの年齢の人たちが、家族を養うために必死に働いているというのを目の当たりにして、自分はどうだろうと考えました。もっと自分も家族を大事にしないといけないと思ったし、家族の中でもっと自分が担うべき役割があるのではないかと考えました。地雷原を見学させていただくことで、「家族愛」について深く考えることができました。
6.鶴保祐佳
 二泊三日という短い間でしたけど、タサエンで過ごした日はカンボジアの旅の中で1番濃い時間になりました。実際に地雷撤去している所を見て歩いたときは正直本当に怖かったです。でもそれ以上に大切な事を学ぶことができました。タサエンの人たちはみんな優しくて、出会えたことにも感謝しています。本当に貴重な時間をありがとうございました。また機会があれば訪ねたいと思っています。
7.福田祐馬
 先日は、たいへんお世話になりました。
自分が小学生の頃から興味を持ち始めた地雷。はじめは、一冊の本がきっかけでした。そのあと、テレビやインターネットを通じてその情報を得てはいたものの、やはり遠い世界のもの、という感覚が自分の中にあったように思います。今回、その地雷が、自分の目の前にありました。自分の目の前で、同じ歳くらの若いディマイナーさんたちがその地雷を撤去する姿がありました。自分の耳で、地雷が爆破する音を聞きました。今回の訪問で一番に感じたことは、テレビや新聞などの情報ももちろん重要ですが、自分の身をもって、見、聞き、知ることが一番重要である、ということです。「百聞は一見にしかず」とは、このことなのかなぁと考えました。高山さんや高田さんとお話させていただいたなかでも、大学の授業では学ぶことのできない、貴重なご意見を聞かせていただき、メンバー全員もこの先の人生を考える上で、いい機会になったようでした。
日本語教室でも、子供たちの元気な姿に、パワーをもらいました。子供たちの力ってすごいなぁといつも思います。
訪問までのあいだ、ご丁寧にご連絡をくださり、本当にありがとうございました。私たちを、快く出迎えてもらい、二泊三日の日程で、宿泊、食事、見学などのスケジュールをわざわざ組んでいただき、たいへん感謝しております。お世話になりました!みなさんによろしくお伝えください。
8.嶺川享介
 9月7日から9月9日の3日間タサエンにあるJMASを見学・宿泊させていただきました。今回の訪問では地雷原に案内していただき、また実際に地雷を撤去する瞬間に立ち会わせていただいて大変良い経験になりました。
特に私が一番印象深かったのはディマイナーの皆さんでした。私と年の変らない若者や戦争中に敵同士だった元兵士の方々が活躍されているのを初めて知りました。そしてカンボジア復興にむけてカンボジア人が過去にとらわれずに一致団結して地雷をなくそうと汗を流す姿には感激しました。加えてその方々と直接話すことができて大変良かったです。
この経験を今後に活かせるようにしたいと思っています。
今回JMASのスタッフの皆さんの心配りや優しさには深く感謝しています。まだ未熟者の私を快く受け入れていただきありがとうございました。
私が思っている以上に大変な活動かとは思いますが、JMASの活動がいつの日か無事に終り、地雷がなくなるこを願っています。本当にありがとうございました。

 

JMAS研修所感 (愛媛大学)  

『タサエン訪問で感じたこと』2008年9/12~9/17     愛媛大学 藤原慎也

 私は海外旅行というものをしたことがなく、海外に行く必要性も全く感じていなかった人間です。しかし思い切ってJMAS地雷処理見学という目的のもと、カンボジアに行く予定を立て始めました。インターネットでタイやカンボジアに訪れる際の注意勧告を見るたびに本当に大丈夫かと心配になることがありましたが、ゼミの先輩が過去に見学に訪れていたため、自分たちも行けないことはないと開き直って出発の日を迎えました。私は今まで来た日本人が持っていったことのない物を持っていきたかったのでバドミントンをリュックに挿して出発しました。
 自らの英語力不足を痛感しながらも無事タサエンに到着しました。その日は日本語学校を見学させていただきました。そこでは現地の女の子が覚えた疑問文を使って積極的に質問してきてくれたことが印象的です。日本語を勉強しようという志とコミュニケーションをとろうという意欲が感動的でした。次の日は地雷処理を見学させていただきました。防護服を着て山の斜面を登って歩くだけでも大変なのに、金属探知機を持って集中力をかなり使うデマイナーの人たちは心からすごいと思います。金属探知機の反応音が辺りに響いています。周りはずっと畑で牛が道路に佇んでいるとてものどかな土地ですが、過去の争いによって無数の地雷が埋められた事実を実感しました。人を傷つけるための地雷配置に悪意を感じました。
 カンボジアを発つ朝、出発する前の不安は帰る頃には消えうせて、名残惜しいとさえ思ったことを思い出します。私の中でカンボジア体験は一生活き続けます。それは高山さんの仰っていた「現場主義」を思い切って実行した結果だと思います。現場に行かなければ分からないことが沢山あること、実行したからこそ言動に説得力が生まれることを学びました。高山さん、高田さん、現地の方々と交わしたお酒は今までで最も美味しいお酒でした。言葉は通じないけど、なにか通じるものがあってとても楽しかったです。
 カンボジアで交わした全てのコミュニケーションは理屈や理論ではなく、純粋な気持ちからくるものだったように思います。それはカンボジアの人々が素直で温かかったからです。生活が豊かで便利になったからといって幸せになるわけではなく、人と人とが素直に接して、認め合うことがその一歩であると感じることができた体験でした。

ただ、カロリーメイトはカンボジアの人々の口には合わないようです。

   2008年10月3日

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