家族そろってJMAS現地見学

2013.9.4

 

◇はじめに

 8月下旬、カンボジアで勤務する勝尾様のご家族が、JMASが勤務するバッタンバン州の地雷処理現場及び地域復興支援にあたっているSVC(Safety Village Construction)現場を見学されました。また、「コマツの支援によりJMASが建設した小学校を訪問したい。」とのご両親の希望で、2010年度建設のチョロノッペ小学校を訪問しました。

 勝尾様からは、「息子や娘に、地雷撤去と地域復興活動現場で働くJMASやSMACの人達の姿や、カンボジアの子供たちの生活を見せてやりたい。」との相談が、5月頃ありました。それ以降、勝尾様との会話の中で、お子様二人の成長を願いつつ、単身で海外勤務されている父親としての愛情を強く感じさせられるお話を何度となく耳にしていました。そんな経緯の現地見学でしたが、以下、写真を中心とした編集から、JMASの活動及び親子の愛情などを強く感じて頂けたらと思います。

 

◆写真で綴るJMAS見学

◎「おはようございます。勝尾賢(けん)です。」「真衣(まい)です。」の挨拶でスタートした勝尾ファミリーのJMAS活動現場の見学です。

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  JMASカンボジア・バッタンバン事務所  日本からのお土産です。(事務所にて) 

 

 ◇見学者紹介…お父さん、貫録十分。まず一点ゲット!

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   賢君(小6)・真衣ちゃん(小4)    お父さん、地図を広げて、また一点

◇最初の現場は、機械による地雷処理現場でした。現場までは、車両から降りて、約1km程歩かなくてはなりません。

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   賢君の元気、どこまで続くかな?     真衣ちゃん慎重。油断しないでよ。

◇現場で待っていたのは、地雷処理機(DM:ディマイニングマシーン)でした。真っ白な巨体が、「ゴォー・ゴォー」と雄たけびを上げて、地雷原を処理する姿に見入っていた4人でした。

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 「お母さん、凄いね~」「ホントホント」    見つめる先には、この雄姿

◇安全化された場所までDMが近寄り、ローターの順(逆)回転やローリングする姿などの展示説明を受けた後、運転席に案内された二人は、ご満悦な様子でした。

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      僕、大きくなったら…        はい、ポーズ。全員で記念撮影

◇機械による地雷処理現場見学の後は、約5km離れた人力による地雷処理現場見学でした。こちらの現場も、国道から1km以上離れた場所にあります。今度は、地雷処理をする皆さん(ディマイナー)が、移動に使用しているトラックに乗せてもらいました。将来ポルシェに乗れても、今日の体験は二度と無いだろうな。

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    へぇ~、この車に乗れるの~      ガッタン・ゴットン、楽しいな~ 

◇人力処理現場に到着すると、処理チームの編成や処理図面等の説明の後、模型を使って、地雷や不発弾のことも勉強しました。処理面積を計算するのに、5桁足し算を質問すると、即座に回答できた二人に、現場にいたカンボジア人全員が顔を見合わせてビックリ!種を明かすと、賢君も真衣ちゃんも、そろばん塾に通っていたのでした。

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   現地の皆さん、恰好いいですね!      どうなったら爆発するのですか?

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 女性の人も、地雷処理をしているのですね  二人を見つめる眼差し。これぞ親の愛

◇いよいよ、人力処理作業を実施中の人達(ディマイナーさん達)の現場見学

 現場に立ち入る際には、誰でも防護衣(プロテクター)を装着して頂きます。これが、結構重く、かつ炎天下でのことですから、地雷処理に当たっているディマイナーの人達の苦労が、防護衣を見につけることにより、見学者にも体験(理解)できます。実際、真衣ちゃんは最後にバテた様子でした。

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    F3地雷探知機による地雷探知     探知音のする場所の掘削(正体を判明) 

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  チュムリアップ スオ(こんにちは)     女性ディマイナーと一緒に                                      

◇なんと、本日9時頃に、対人地雷2個(PMN2:ロシア製)と不発弾1個(60mm迫撃砲弾:中国製)が発見されました。小隊長の案内で、地雷を確認できる場所まで近寄りました。指揮所で安全化された模型による説明の時と違い、ご両親を含めて一挙に緊張感のある物腰に変わりました。実地雷を見ることができ、運の良いご家族です。

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     対人地雷PMN2(ロシア製)       60mm迫撃砲弾(中国製)                                                                                   

◇地雷処理現場に続いて、インフラ整備(道路構築、学校建設、井戸・溜め池構築など)を通じて、地域復興支援に当たっているSVCの作業現場を見学しました。現場は道路の構築をほぼ完了して、12月から建設が予定されている学校建設地の造成工事中でした。また、小学校に通えない(通っていない)10歳の少女とお話をすることも出来ました。学校に通えない理由は、学校が遠くにあること、家のお手伝いをしなくてはいけないこと(経済的理由)の二つでした。正に、SVC事業とは、道路を作って経済的復興を図り、学校建設により未通学者の減少に繋がる、文字通りの地域復興支援事業です。勿論、少年も少女のお母さんも、「学校が出来たら毎日学校に行って勉強します。」と言っていました。2014年11歳になる少女は、小学一年生です。そして、こんな会話を勝尾兄妹は、しっかりと聞いていました。何を思い、何を感じたのだろうか? 

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 下薗専門家から説明受け(学校建設予定地)  真衣ちゃん9歳(4年生)、少女10歳                                                           

◇盛りだくさんの午前中見学終了

 昼食は、JMAS専門家が毎日利用している現場近くの極々普通の食堂でした。食堂まで、わずか15分の移動でしたが、はい、熟睡。お疲れ様でした。

 

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    夢の中は、地雷?それとも少女?    美味しいね。だって、完食でした。

◇いよいよご希望の小学校訪問                                             訪問したチョロノッペ小学校では、50人余りの生徒さんと一緒に勉強しました。1・2年、3・4年生の複式学級では、先生が一人の場合、自習時間が多くなります。その際は、生徒が相互に先生役となり、黒板に書いてある文字を読む等の授業となります。そして当日も、そんな授業を体験しました。続いて、JMAS通訳による地雷の危険から身を守るための『地雷回避教育』を受けました。本回避教育の最後に、私から、「地雷を見つけたらどうしますか?」の質問に対して、賢君が元気よく手を挙げ、「絶対に触ってはいけないし、大人に知らせます。」と回答してくれました。勿論、午前中の模擬地雷展示場所で説明した内容でしたが、勝尾様から、「息子は積極性に欠ける。」等の事前情報を得ていたので、大勢のカンボジアの子供たちの前で大きな声を出して積極的に回答してくれたことが、とても印象的でした。その後、綱引き大会や、カンボジア特有の黒板ノート(ノート代わりに使用できるプラスチックボード)や、風船のプレゼントなどのお楽しみ会も実施しました。風船を膨らませ、一人一人にプレゼントする為に、親子4人が一緒になって作業している姿は、傍目にも微笑ましいものがありました。 

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   2010年度建設のチョロノッペ小学校   熱すぎる通訳ボラン君の危険回避教育

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    村の子供たちと一緒にお勉強      ドキドキ。でも発表して良かった。

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    兄ちゃんチームには負けないぞ!    親子揃って共同作業。誰かの為に

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    はい、風船。今日はありがとう       みんなと一緒に記念撮影

◇最後に

 勝尾様ご一家の見学から数日後、現場への車中、通訳のボラン君が、「勝尾さんの家族って、お父さんは子供達にいい子・いい子ぶった言葉をかけないし、子供達も「お父さんはね、お酒ばかり飲んでね…。」などと言い合える家族だから、とても幸せな家族に感じました。」と、ボソッと言いました。私自身も、お父さんの文句を言いながら、お父さんにまとわりつく二人を見て、全く同じ感想を持っていただけに、ボラン君の言葉が胸を打ちました。一つの家族が、JMASの現場見学を通じて、何を思い、何を感じたかは判りません。しかし、海外で旗ラック日本人の姿とカンボジアの子供たちの実像に接した事実は、二人の記憶にいつまでも残ることでしょう。 

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 通訳ボラン君とドライバー、チョムランさん    やっぱり、家族っていいな。

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    麻衣ちゃんが残した現場の足跡       羽ばたけ。勝尾ファミリー 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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