2012.05.29
パキスタン報告(第29号)
水道改善事業終了式
JMASパキスタン事務所
プログラム・オフィサー
櫻井 佑樹
シハンナ村での竣工式の後、マリー市内の州政府の施設にて終了式と事業説明会を行いました。 当日は、在パキスタン日本国大使館より、河野章臨時代理大使、大坪書記官、パキスタン側からは、地元選出の国民議会のアバシ議員、パンジャブ州議会のサル ワール議員、ラワールピンディ当局からはDCO(District Coordination Officer)のザファー氏等が出席され盛会に行われました。事業を行った村からも住民の代表者が参加しました。
まずはじめに代表より、JMASのパキスタンの水事業についてパワーポイントでの説明を始めましたが、途中停電により資料を配布して説明を行いました。
左 (左より河野臨時代理大使、先崎会長、アバシ氏、サルワール氏)
右(プレゼンを行う代表)
プレゼン終了後は、会長が挨拶し、次に河野臨時代理大使が挨拶されました。
次にパキスタン側からアバシ議員より挨拶があり、資金を供与してくれた日本政府および日本国 民へのお礼と事業を実施したJMASへの謝辞が述べられました。とくに、様々な困難に直面しても、それでも事業を中止せずに成功裏に導いた現地代表の高倉 とスタッフには賛辞が送られました。その後、州議会議員のサルワール氏、ラワールピンディ当局のザファー氏より挨拶があり、特にザファー氏は、自身でシハ ンナ村の事業を視察し、住民たちも満足していると自ら聞いて、大変すばらしい事業であると述べました。最後には事業地の村の代表から予定外の挨拶があり、 住民の生活状況もよくなり感謝していると述べました。
(挨拶をするアバシ議員) (挨拶をするサルワール氏)
(ザファーDCOの挨拶) (挨拶する住民代表)
ここでの式典終了後、関係者一同で会食および懇談を行いました。
会食の後、会長は2005年に自衛隊の統合幕僚会議議長(当時)としてパキスタンを公式訪問された際に、マリーにあるパキスタン軍のゴルフ場で植樹を行いましたが、パキスタン側と連絡を取った結果、楓の木が見つかりました。楓の木は見事に成長しており一同感激しました。
最後に、マリー市内において、JMASが作成した記念碑の除幕式と当局への引渡し式を行いました。その銘版にはJMASの事業が完了した旨および日・パ両国の友好関係が続くことを願う旨の文章を記載しています。