バッタンバン州地雷処理会議に出席して

2013 年12月26 日

2013年バッタンバン州地雷処理会議に出席して

報告者:IMC地雷処理専門家
高 木  茂

12月18日、バッタンバン州庁舎において開催された2013年地雷処理会議の様子をレポートします。
本会議は、バッタンバン州で活動する地雷処理団体の代表者、同州内に所在する各郡の代表者及び地域開発各庁の担当者を一堂に招集し、各処理団体から2014年に処理する予定の地雷原を発表させ、該当する郡及び開発各庁の担当者に徹底することが目的でした。

朝8時、州庁舎内の会場に到着すると、私の顔を見て係員が席まで案内してくれました。
案内された席は、なんと主賓席で主賓の副知事の横でしたので、思わず「間違いだろう」と案内者に質すと、机上のネームカードを見せながら、「間違いない」との答えが返ってきました。ネームカードは確かにJMAS TAKAGIとなっていました。
各地雷処理団体の代表者が出席する中で、JMASだけ特別扱いなのは、外国ドナーの中で、日本が一番のドナーだという証左でもあり、それだけJMASに対する期待が高いということを強く感じました。

会議に際しては、スピーチする機会を与えられましたので、今までのJMASの実績と将来のバッタンバン地域開発に貢献する地雷処理構想について話しをしました。
その後、主催者側から、2013年における各処理団体が処理した地雷原面積について発表があり、CMAC:1,700ha MAG:140ha  HALO:230haとのことで、CMAC:1,700haの内266haを処理したIMC(JMAS)に期待がかかるのも無理のない話だということを強 く感じました。

また、2014年9月からJMASは地雷処理新プロジェクト(PJ)を立ち上げる予定ですが、そのPJの実施地域と考えているバノン郡の説明があり、バッタンバン州に所在する郡の中で2014年に最も多くの処理地雷原を有することがわかりました。
さらには、地域開発計画に予定されている地雷原が最も多いのもバノン郡であることも判明しました。

我々が処理した地雷原が安全化した土地となり、村民が開墾して、灌漑開発で用水路ができ、米が収穫できれば収穫単価も高くなり、農家の人達の収入が増え、今より安定した裕福な生活ができるようになります。
我々の地道な活動が、カンボジアの発展に大きく寄与出来るようになればと夢も膨らみます。
毎年、この時期に州の地雷処理会議に出席していますが、年々JMASに対する期待が高くなっていることを実感した会議参加でした。 (終)


主賓席(中:州副知事 左:州陸軍司令官)


席上、スピーチする筆者


地雷処理署名する各地雷処理団体


会議終了後の代表者による記念撮影