2020年11月カンボジア活動報告

2020年11月カンボジア活動報告

 カンボジアのイオンモールにコロナ陽性の政府高官夫人が出入りしたことによる一時閉鎖等コロナの影響はありますが、感染予防を徹底し「地雷・不発弾処理に関連する総合機械処理事業(CMD)(第3期)」をコンポントム州でカンボジア地雷処理センター(CMAC)の隊員に対し,OJT 及び座学で技術移転を行っています。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で実施中です。

1.総合機械処理事業(CMD)(第3期)

11月は、地雷除去機、クラスター子弾除去機及び灌木除去機での処理要領の実習を実施しました。また、簡易測定具を使用して探査深度が探知音や振動の差で体感できることを教育しています。今月もコンポンスバイ郡オーサラ村で129.3haの地雷・不発弾の汚染地域の処理を実施し、対人地雷0発、不発弾30発を除去しました。地雷除去機(DM)のエンジンオイルもれのためワークショップで整備を実施しました。更に、近傍の村・学校等11か所において203名に対し、危険回避教育も実施しました。


探知深度の教育

クラスター子弾

地雷除去機のエンジン整備

2.地域開発促進事業(PCD)の後継事業

10 月 7 日終了した「PCD 事業」の後継事業を準備中です。

3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業

11月はブーロン村道の補強整備作業を実施しましたが、11月中旬に概成しました。
そのため、降雨の影響を受け10月中旬に一旦中止したキロ・チアモントレイ村道を村長からの要請分を含む約1.5km+αの既存道補強整備作業に着手し、12月末を目標に実施中です。

主な整備作業内容及び要領
① 道路荒廃部の整備:ラテライト土敷設による修復
② 側溝等の整備:油圧ショベルによる掘削・排除
③ 道路両側の灌木処理:油圧ショベル及びドーザによる伐根・排除

この事業により10年以上も補修整備がされずに傷んだ道路が整備され子供達が安全に通学できるようになるとともに住民の生活道路が補修整備により改善され生活環境が向上します。

ブローン村道等の整備計画

整備終了したブローン村道の終点からの空撮及び地上写真
キロ・イアモントレ村道の補強整備状況

4.農業整備支援(FMS)事業

11月は、10月中旬まで雨の影響を受け、機材の不稼働時期が続きましたが、11月に入り天候も回復し機材による農地整備作業を再開しました。
機材の不稼働時には機材の故障整備や定期交換部品に関し、コマツ担当者とテレビ会議等により効果的に調整を行い、機材を復帰させることで整地作業は順調に進行中です。
この事業により地雷原であった土地をドーザー等の機械力を使用して整備し、水稲・キャッサバ・トウモロコシ等の栽培を現地の農家と一緒になって行い、収穫量を向上させ農家の収入の増加を図り、生活水準の向上に貢献していきます。

降雨の影響を受け整備作業が中断した現地の状況
畑から水田への作業を再開した現地の状況
整備に関するテレビ会議及びその後の整備の状況