2020年12月カンボジア活動報告

2020年12月カンボジア活動報告

 カンボジアもコロナの影響を受けていますが感染予防を徹底し「地雷・不発弾処理に関連する総合機械処理事業(CMD)(第3期)」をコンポントム州でカンボジア地雷処理センター(CMAC)の隊員に対し,OJT 及び座学で技術移転を行っています。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で実施中です。

1.総合機械処理事業(CMD)(第3期)

12月は、地雷除去機、クラスター子弾除去機及び灌木除去機での処理要領の実習を実施しました。今月は、活動時の基本行動である安全管理のうちの予防処置について教育を実施しました。今月もコンポンスバイ郡オーサラ村で152.1haの地雷・不発弾の汚染地域の処理を実施し、対人地雷4発、不発弾43発を除去しました。また、地雷除去機(DM)のエンジン不調をワークショップで整備を実施しました。更に、近傍の村・学校等14か所において192名に対し、危険回避教育も実施しました。


安全管理教育

クラスター子弾

地雷除去機のエンジン整備

2.地域開発促進事業(PCD)の後継事業

10 月 7 日終了した「PCD 事業」の後継事業を準備中です。

3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業

12月は、トラエンコミューン内のキロ・チアモントレイ村道の約1.5㎞の既存道の補強整備作業を行い、12月中旬に概成しました。

主な整備作業内容及び要領
① 道路荒廃部の整備:ラテライト土敷設による修復
② 側溝等の整備:油圧ショベルによる掘削・排除
③ 道路両側の灌木処理:油圧ショベル及びドーザによる伐根・排除

この事業により10年以上も補修整備がされずに傷んだ道路が整備され、子供達が安全に通学できるようになるとともに住民の生活道路が補修整備により改善され生活環境が向上します。

キロ・チアモントレイ村道の補強整備状況(空撮)
キロ・イアモントレ村道の補強整備状況

 

大洪水により水没した既存道の整備状況

4.農業整備支援(FMS)事業

12月は、トラエンコミューン内の農地整備作業を行いましたが、雨季の影響で当初の計画を下回ったため、SVC保有機材の中型ドーザ(D-65)を試験的に運用してデータ収集をしました。その結果、掘削・押土作業に最も適した機材であることが確認できました。
また、機材の純正部品の推進補給や整備手順についてテレビ会議による情報・提供資料によりに実整備を行うことができ機材は現場に復帰し、整備作業は順調に進行中です。
この事業により地雷原であった土地をドーザー等の機械力を使用して整備し、水稲・キャッサバ・トウモロコシ等の栽培を現地の農家と一緒になって行い、収穫量を向上させ農家の収入の増加を図り、生活水準の向上に貢献していきます。

畑から水田への転換作業をした状況(整備面積約1ha)

 

中型ドーザーを使用した試験整備の状況
油圧ショベル・小型ドーザーを使用した整備の状況