2021年1月カンボジア活動報告

2021/2/18

2021年1月カンボジア活動報告

 カンボジアのコロナの累積感染者数は 500 名弱で大きな流行にはなっていませんが感染予防を徹底し「地雷・不発弾処理に関連する総合機械処理事業(CMD)(第3期)」をコンポントム州でカンボジア地雷処理センター(CMAC)の隊員に対し技術移転を行っています。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で実施中です。

1.総合機械処理事業(CMD)(第3期)

1月は、地雷除去機、クラスター子弾除去機及び灌木除去機での処理要領の実習を実施しました。今月は、事業の最終月でもあり修了試験を実施しました。受験者全員が基準の75点以上を獲得し必要な知識を習得していることを確認しました。今月もコンポンスバイ郡オーサラ村で166.1haの地雷・不発弾の汚染地域の処理を実施し、対人地雷4発、不発弾35発を除去しました。また、近傍の村・学校等11か所において187名に対し、危険回避教育も実施しました。


修了試験

灌木除去機による伐採

事業終了に伴う監査

2.地域開発促進事業(PCD)の後継事業

10 月 7 日終了した「PCD 事業」の後継事業を準備中です。

3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業

1月は、ベースキャンプ地をバッタンバン州からバンテミエンチェイ州へ移設し、物心両面の準備をして活動体制を確立し新しい年の事業を開始しました。
まず、新年最初の事業開始にあたり、SVC事業が活動する地域(土取場・運搬経路・学校敷地)の不発弾探査を行い安全を確保し、学校敷地に嵩上げ用の土運搬及び既存道の路面整備作業を開始しました。

主な整備作業内容及び要領
① 道路荒廃部の整備:ラテライト土敷設による修復
② 側溝等の整備:油圧ショベルによる掘削・排除
③ 小学校敷地の造成整備

この事業により10年以上も補修整備がされずに傷んだ道路・学校敷地が整備され、子供達が安全に通学できるようになるとともに住民の生活道路が補修整備により改善され生活環境が向上します。

事業実施のスラロウチュラム村スラロウチュラム小学校周辺図(空撮)

事業開始に先立ち村民と安全祈願

作業開始前に不発弾探査を実施し安全確保

土砂運搬経路等の整地作業

学校敷地の嵩上(かさあげ)作業

土砂運搬経路等の整地作業

4.農業整備支援(FMS)事業

1月は、トラエンコミューン内の農地整備作業を行いましたが、雨季の影響で当初の計画を下回ったため、SVC保有機材の中型ドーザー(D-65)を試験的に運用してデータ収集をしました。その結果、掘削・押土作業に最も適した機材であることが確認できました。今後、SVC事業で同ドーザー使用しない時期は、引き続きFMS事業で運用を継続して2020年度年間整備目標達成に運用していきます。
この事業により地雷原であった土地をドーザー等の機械力を使用して整備して、水稲・キャッサバ・トウモロコシ等の栽培を支援し、収穫量を向上させ農家の収入の増加を図り、生活水準の向上に貢献していきます。

①②③個所を昨年12月から開始しました
現在①②の均平(水平にする)作業を終了しました。
③の個所を2月中旬完了目途に作業を実施します。(合計約25,139㎡)

 

土地の傾斜の有無を測量で確認
ドーザーで均平(水平にする)作業