2021年6月カンボジア活動報告

2021/10/8

2021年6月カンボジア活動報告

 カンボジアでは2021年3月1日に開始した「ストゥントレン州における不発弾(クラスター弾)機械処理を伴う復興支援事業(RSCS)」及び「バンテアイミアンチェイ州における地雷・不発弾処理を伴う復興支援事業(RSDB)」の2個事業を異状なく実施しています。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」「農地整備支援(FMS)事業」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で継続して実施中です。カンボジアでのコロナ感染者はまだまだ減りませんが、JMAS 関係者は2回のワクチン接種を終え事業を継続しています。

1.ストゥントレン州における不発弾(クラスター弾)機械処理を伴う復興支援事業(RSCS)

 6月は、CMACへ汚染地域の状況に適合する処理要領(CM(クラスター子弾除去機)か人力処理の選択とそれぞれの処理要領)について教育を実施しました。OJTで人力処理及びクラスター子弾除去機による処理を実施しました。また、試験農場園ではパイナップル、トウモロコシ等の栽培を開始ました。セサン郡で209.2haの汚染地域の処理を実施し、不発弾58発を除去しました。また、近傍の村等25か所において388名に対し危険回避教育を実施しました。解放された汚染地域は住民に引き渡されキャッサバ等の畑になります。


CMによる処理

爆破による処理

パイナップルの作付け

2.バンテアイミアンチェイ州における地雷・不発弾処理を伴う復興支援事業(RSDB)

 6月は、各級指揮官への報告要領、効率的探知要領、汚染地域への進入路の構築について教育を実施しました。OJTでDM(地雷除去機)及び人力により地雷及び不発弾の処理を実施しました。農業支援では、地域の農業状況の調査と試験圃準備(稲作)の検討を実施しました。マライ郡で87.78haの汚染地域の処理を実施し、対人地雷28発、不発弾50発を除去しました。また、近傍の村8か所において61名に対し危険回避教育を実施しました。解放され汚染地域は、住民に引き渡され水田になります。


報告要領の教育

進入路の選定教育

試験圃で使う播種機

3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業

 6月はマライ郡内スロラウチュラム村の既存道の補強整備を行いました。同村の既存溜池の拡張整備は一旦停止し、雨量の少ない時期を見計らって完成を目指します。既存道の整備は道路両側の灌木処理を行い、増水しやすい箇所は暗渠排水作業を実施しました。この道路は、通学や村の収穫物の搬送に使われます。


暗渠設置による排水整備

道路脇の灌木除去

4.農地整備支援(FMS)事業

 6月はバッタンバン州バナン郡チェンミアンチェイコミューンルン村において、水田の均平化作業を行いました。均平化に先立ち、立ち木や蟻塚周辺には不発弾や地雷が埋没している危険性があるため、これらの安全を確認した上で適切に除去し、レーザー作業を行い均平な水田整地を行っています。6月は44606㎡の整備が完了、4月からの累積完了土地面積は100594㎡です。


先月均平化が完了した水田の現在の様子

月1 度テレビ会議でコマツ担当者と協議