2021年5月ミクロネシア活動報告

2021/10/7

2021年5月ミクロネシア活動報告

 今月は、清澄丸及び神国丸に滞留する漏油計740Lを回収してチューク州政府へ引き渡しました。
 また、環境保全や水産資源の保護に任ずるチューク州職員に対し、任務遂行上必要とされる専門知識や作業上必要となる潜水技術について技術移転訓練を行うとともに、歴史遺産の保護に任ずる職員に対し、戦没船の3D画像作成に資する処理技術訓練を行いました。

1 戦没船からの漏油回収

 5月5日と7日で清澄丸、12日から26日までの6日間で神国丸のそれぞれの船内に滞留する漏油を小型ポンプを用いて回収し、油水分離を行った後に州政府へ引き渡しました。

ボートから油回収ホースを引っ張り降りし、沈没船内へホースを展張する専門家
船内の油溜まりまでホースを展張し、採取場所でノズルをセットする専門家

船内の油溜まりの状況

油溜まりを除去した後の状況

2 技術移転訓練(潜水技術、油回収、3D画像データ処理のOJT(現任)訓練)

 5月5日から28日までの8日間、環境局職員及び水産局職員に対し潜水訓練及び油回収訓練を行うとともに、歴史保存室職員に対し3D画像処理訓練を行いました。

専門家の指導の下、潜水訓練を行う州政府職員(安全停止の姿勢訓練)

戦没船内に油回収ホースを展張する州政府職員

3D画像処理訓練中の州政府職員