2021年8月ミクロネシア活動報告

2022/2/14

2021年8月ミクロネシア活動報告

 今月は、戦没船の経年劣化の状況を確認するモニタリング調査を行うとともに、チューク州職員に対する潜水及び作業技術の向上を図るための技術移転訓練を行いました。

 昨年 8 月 28 日に開始した令和2年度の事業は、今月 27 日をもって一旦終了となります。

【1年間の成果】

① 漏油回収 ドラム缶約 25 本相当漏油 6,110ℓ(神国丸:4,840ℓ、清澄丸:1,270ℓ) を回収し州政府へ引き渡しました。
② モニタリング 9隻について既得情報と照合し、船体の崩壊・油漏洩状況等に大きな変化がないことを確認しました。
③ 3D 画像作成 4隻について、3D 画像の基礎データとして1隻当たり1万枚超の連続写真を撮影するとともに、富士川丸のテスト画像を作成しました。
④ 技術移転訓練 新たに1名に対し潜水訓練を行い、既ライセンス保有者5名とともに潜水技術及び油回収要領等の訓練を行って能力の向上を図りました。

 本事業は、上記成果を踏まえ、引き続き令和3年度の事業として継続実施する予定です。

1 戦没船のモニタリング

 8 月 3 日から 17 日までの 7 日間、山霧丸、桃川丸、伯耆丸、平安丸、清澄丸の 5 隻について船体外部や内部の腐食・崩落状況及び油等の流出状況を確認しました。


山霧丸の舷側の崩落状況を確認する専門家

桃川丸の船倉開口部を確認する専門家

伯耆丸の積荷トラック

平安丸の船体を確認する専門家

清澄丸の機関部マニフォールド

清澄丸の崩壊状況

2 技術移転訓練( 潜水技術、モニタリング要領のOJT(現任)訓練 )

 8 月 3 日から 17 日までの 3 日間、現地州政府の環境局職員、水産局職員及び歴史保存室職員に対し潜水訓練、モニタリングの手順について訓練を行いました。

モニタリング実習中の州政府職員(左:桃川丸、右:平安丸)
モニタリングのため船内に入る州政府職員(左:伯耆丸、右:平安丸)

専門家の後方から船内のモニタリング手順を確認する州政府職員(平安丸)