2021年10月ミクロネシア活動報告

2022/2/22

2021年10月ミクロネシア活動報告

 今月は、漏油の回収等の本格的な事業を開始するに当たり、戦没船の状況を確認するモニタリングとその場を活用した技術移転訓練を行いました。
 井上現地代表は今月末をもって 4 年 5 ヶ月の勤務を終了し、岩田新代表と交代しました。

1 戦没船のモニタリング

 10 月 5 日から 28 日までの 7 日間、日豊丸、リオデジャネイロ丸、天城山丸、桃川丸、伯耆丸、山霧丸の6隻について船体の状況や油漏れ等の状況を確認しました。
 リオデジャネイロ丸については、ブリッジ部やエンジンルーム外壁等に崩壊が進捗するとともに海面に 10m 程度の極薄い油膜を確認しましたが、その他の船については特段の変化は認められませんでした。


日豊丸船首部分の状況

日豊丸の上部構造物を確認する専門家

日豊丸ブリッジの外観を確認する専門家

日豊丸ブリッジ内部の状況

リオデジャネイロ丸の外壁崩壊状況 (1)

リオデジャネイロ丸の外壁崩壊状況 (2)

リオデジャネイロ丸のスクリューの状況

リオデジャネイロ丸のエンジンルームの状況

天城山丸の上部構造部の状況

天城山丸のマストを確認する専門家

伯耆丸の船倉内の状況

桃川丸に確認に向かう専門家

山桐丸の内部に入る専門家

山桐丸の外観を確認する専門家

2 技術移転訓練(モニタリング要領の習得)

 10 月 5 日から 28 日までの 7 日間、水産局及び歴史保存室の州政府職員に対し、戦没船モニタリングの場を活用した技術移転訓練を行いました。


モニタリングを行う州職員(天城山丸)

カメラ撮影訓練を行う州職員(山霧丸)