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2021年12月カンボジア活動報告
カンボジアでは 2021 年 3 月 1 日に開始した「ストゥントレン州における不発弾(クラスター弾)機械処理を伴う復興支援事業(RSCS)」及び「バンテアイミアンチェイ州における地雷・不発弾処理を伴う復興支援事業(RSDB)」の 2 個事業を異状なく実施しています。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」「農地整備支援(FMS)事業」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で実施中です。新型コロナ感染に関しては 11 月に引き続き感染者数は激減しており、12 月末には国内で1日一桁数の感染にとどまっており、事業への影響はありませんでした。
1.ストゥントレン州における不発弾(クラスター弾)機械処理を伴う復興支援事業(RSCS)
12月は、吉岡代表による初度視察受、CMAC隊員に対して#2ブリーフィング教育を実施しました。処理活動においては、各地域での探査及び発見された不発のクラスター子弾等の爆破処理を実施しました。農業支援活動においては、井戸の設置完了による村への引き渡し式を開催するとともに、試験農場開設に向けての準備を行いました。セサン郡で388.09haの汚染地域の処理を実施し、不発弾96発を除去しました。また、近傍の村等23か所において178名に対し危険回避教育を実施しました。解放された汚染地域は住民に引き渡され大豆等の畑になります。
![]() 吉岡新代表初度視察 |
![]() 危険回避教育 |
![]() 井戸の引き渡し式 |
2.バンテアイミアンチェイ州における地雷・不発弾処理を伴う復興支援事業(RSDB)
12月はCMACの各隊員に対して行動の基礎等について教育しました。処理活動においては、発見された不発弾等を回収し、処理を行いました。農業支援活動においては、農家60戸に対して施肥、水管理及び収支記録記帳等の指導及び播種研修会を農家11名に対して行いました。マライ郡で205.37haの汚染地域の処理を実施し、対人地雷15発、不発弾7発を除去しました。
また、近傍の村15か所において419名に対し危険回避教育を実施しました。解放された汚染地域は、住民に引き渡され水田等になります。
![]() 教育風景 |
![]() 子供たちとの交流 |
![]() 農業研修会(収支記録) |
3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業
マライ郡内スロラウチュラム村の既存道の補強整備、側溝整備を行いました。今年度は約3280mの整備目標を掲げていますが、12月末時点で72%が完了しました。また建替中のスロラウチュラム小学校の正門・校舎・トイレ等の土台ができあがり、レンガ積みが始まりました。
![]() 小学校正門 |
![]() 小学校校舎正面 |
![]() トイレ |
4.農地整備支援(FMS)事業
12月の農地整備は13212㎡を実施し、4月からの累計整備は205,265㎡になります。中型ドーザのレーザキット装着に際して、計画的かつ段階的にオンライン会議を重ね、WSマネージャ以下の全面的な整備支援を受け、更にコマツ整備士の協力を得て早期に完全な取付けを終えた。
![]() 丁寧に確かな装着 |
![]() 無事に機材装着完了 |
![]() スタッフ全員で確認 |