2022年1月カンボジア活動報告

2022/3/23

2022年1月カンボジア活動報告

 カンボジアでは 2021 年 3 月 1 日に開始した「ストゥントレン州における不発弾(クラスター弾)機械処理を伴う復興支援事業(RSCS)」及び「バンテアイミアンチェイ州における地雷・不発弾処理を伴う復興支援事業(RSDB)」の 2 個事業を異状なく実施しています。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」「農地整備支援(FMS)事業」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で実施中です。新型コロナに関してはオミクロン株の感染が支配的となり、若干微増していますが、各種規制は緩和されています。

1.ストゥントレン州における不発弾(クラスター弾)機械処理を伴う復興支援事業(RSCS)

 1月は、CMAC隊員に対して集合訓練及び巡回指導を行い、処理のための必要な知識・技能を習得させるとともに、練度の評価により事後の教育の資を得ることができました。処理活動においては、探査により発見された不発のクラスター子弾等を爆破及びクラスター子弾除去機により処理を実施しました。農業支援活動においては、試験農場予定地の開墾を行うとともに、地域住民、農家へ試験場についての説明を行いました。セサン郡で428.19haの汚染地域の処理を実施し、不発弾81発を除去しました。また、近傍の村等17か所において214名に対し危険回避教育を実施しました。安全化された汚染地域は、住民に引き渡され大豆等の畑になります。


集合訓練の様子

不発弾の爆破処分

試験農場予定地の開墾

2.バンテアイミアンチェイ州における地雷・不発弾処理を伴う復興支援事業(RSDB)

 1月はCMACの各級指揮官等を対象に野外集合訓練を実施し、統合地雷処理要領の概要を理解させるとともに、ドローンの展示・説明を通じて有用性を理解させることができました。処理活動においては、発見された地雷等を回収し、爆破等により処分を行いました。農業支援活動においては、農家50戸に対して病害虫対策、施肥等について巡回指導を行うとともに14名の農家に対して肥料研修会を行いました。試験圃実演栽培において、一期作目の収穫量において地域平均1.75 トン/haを上回る2.65トン/haの収穫を達成しました。
 マライ郡、スベイチェック郡で221.87haの汚染地域の処理を実施し、対人地雷15発、不発弾 14発を除去しました。また、近傍の村5か所において682名に対し危険回避教育を実施しました。安全化された汚染地域は、住民に引き渡され水田等になります。


野外集合訓練

危険回避教育

実演栽培一期作の稲刈り

3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業

 マライ郡内スロラウチュラム村の既存道の補強整備、側溝整備を行いました。小学校の建替は校舎上棟の梁が出来上がりつつあり、教室内の側面のモルタル仕上げも徐々に捗っています。その他に、新設の灌漑用水路の整備や溜池整備も順調に進行中です。


校舎正面

トイレ瓦葺き

軒下工事

4.農地整備支援(FMS)事業

 1月の農地均平化整備は75333㎡を実施し4月からの累計整備は280598㎡になります。1月から活動地をマライ郡に移動しました。村民との意見交換・要望を丁寧に聞き実施しています。


重機の整備・確認

村民との意見交換

水田の均平作業