2022年2月ミクロネシア活動報告

2022/6/30

2022年2月ミクロネシア活動報告

 今月は、清澄丸から漏油を回収するとともに、チューク州政府の職員に対し漏油回収作業、高度潜水作業、3D画像の写真撮影、潜水器材整備について技術移転訓練を行いました。
 また、オーストラリアの NGO 団体「メジャー・プロジェクト・ファウンデーション(MPF)」と事業協力に関する調整を行いました。

1 戦没船からの油回収作業

 2 月 1 日から 24 日までの 8 日間、清澄丸船内に滞留する油 計 1,100ℓ を回収しました。

油回収現場に到着し、作業準備中の専門家と
技術移転訓練に参加する州政府職員
油回収ホースを船内の油溜まりまで展張し、回収を準備
ホースを展張し、油溜まりに吸引ノズルをセット

ボート上で油回収用ポンプを点検する専門家

油回収を終えた専門家と州政府の面々
回収した油を州政府倉庫へ移送し、貯蔵用ドラム缶へ油を移す専門家

2 技術移転訓練

 2 月 1 日から 18 日までの 6 日間、チューク州政府職員に対し、漏油回収作業手順、水深30mにおける重量物浮揚法、3D画像の写真撮影法等について技術移転訓練を行いました。


訓練前に装備・機材を点検

油回収作業中の州政府職員

撮影法を指導する専門家

写真撮影訓練中の州政府職員
水深 30mにおいて重量物浮揚法を訓練する州政府職員

重量物浮揚訓練中の州政府職員

訓練を終えて笑顔を見せる州政府職員
潜水器材の整備法を学ぶ州政府職員

3 慰霊祭への参加

 2 月 23 日、78 年前に米軍がトラック島(チューク環礁)を急襲した「Hailstone」作戦の記念式典(慰霊祭)が行われ、岩田現地代表、白木専門家、金子専門家が参加しました。

海に向かって祈りを捧げる
JMAS 職員と現地の人々

当時の写真