2022年4月ミクロネシア活動報告

　今月は、清澄丸と神国丸から漏油を回収するとともに、チューク州政府の職員に対し漏油回収作業等の技術移転訓練を行いました。
　また、州政府からの漏油情報に基づき寶洋丸のモニタリングを行い、油漏れがないことを確認しました。

１　戦没船からの油回収作業

　4 月 5 日から 26 日までの 7 日間、清澄丸及び神国丸船内に滞留する油 計 1,180ℓ を回収しました。

油回収に向かう JMAS 専門家

回収目標の沈船まで回収ホースを展張

回収ホースを沈船内へ展張

沈船内の油溜まりへノズルをセット

ボート上のダイヤフラムポンプと回収タンク

２　技術移転訓練

　4 月 5 日から 29 日までの 7 日間、チューク州政府職員に対し、漏油回収要領・作業手順及び潜水技術等について技術移転訓練を行いました。

訓練開始前に専門家の点検を受ける州職員

オクトパスブリージング法訓練

マンツーマンで指導を受ける州職員

ボンベ装脱着訓練

重量物浮揚法訓練

３　転覆船のモニタリング

　4 月 29 日、寶洋丸から漏油の可能性があるとの情報を得て潜水調査を行いましたが、同船からの油漏れがないことを確認しました。

船外で油漏れの有無を点検中の専門家
船内の状況を確認中の専門家