2022年6月ミクロネシア活動報告

2023/3/18

2022年6月ミクロネシア活動報告

 今月は、神国丸からの漏油回収及び りおでじゃねいろ丸の 3D 画像データの撮影を行うとともに、チューク州政府職員に対し技術移転訓練を行いました。
 また、りおでじゃねいろ丸から少量の油漏れが確認されたため、漏油量の確認を含めてモニタリングを行いました。
 なお、6 月 13 日、現地代表が岩田氏から井上氏へ交代しました。

1 戦没船からの油回収作業

 6 月 2 日から 22 日までの 3 日間、神国丸船内に滞留する油 計 540ℓ を回収しました。


油回収に向かう白木、牧、金子の各専門家

油回収用ホースを展張する専門家
油溜まりに吸引ノズルを設置した状況(左右 2 枚)

2 技術移転訓練

 6 月 15 日から 30 日までの 8 日間、3Ⅾ画像作成の写真データを収集するため、りおでじゃねいろ丸の写真撮影を行いました。

りおでじゃねいろ丸の3D 画像作成のためデータ写真を撮影する専門家(上記 12 枚)

3 技術移転訓練

 6 月 2 日から 30 日までの 17 日間、チューク州政府職員に対し、漏油回収要領・作業手順、3Ⅾ画像のための水中写真撮影技術及び潜水技術等について技術移転訓練を行いました。


水中カメラの取り扱いを指導する金子専門家

写真撮影を行う技術移転訓練中の州政府職員
りおでじゃねいろ丸の船内外を写真撮影する技術移転訓練中の州政府職員(上記 4 枚)

浮上前の安全停止を行う専門家と技術移転の州政府職員

4 沈没船のモニタリング

 6 月 23 日、りおでじゃねいろ丸の3Ⅾデータ撮影を行っていた専門家が少量の漏れ出る油玉を視認したため、30 日までの 4 日間、モニタリングを行いました。
 確認した結果、自然に拡散する程度の量であり問題ありませんでした。


漏れ出す油玉の状況

漏油箇所をモニタリングする専門家

崩壊の進む船体

スクリュー部分をモニタリング専門家