2022年8月ミクロネシア活動報告

2023/3/18

2022年8月ミクロネシア活動報告

 今月は、神国丸と清澄丸の漏油回収、りおでじゃねいろ丸と富士川丸のモニタリングを行うとともに、神国丸の 3D 画像データの撮影を行いました。
 また、上記活動と併せ、州政府職員等に対する技術移転訓練を行いました。

1 戦没船からの油回収作業

 8 月 2 日から 31 日までの 12 日間、神国丸船内に滞留する油 計 1,620ℓを回収しました。


油回収準備中の専門家

油回収ホースを沈没船へ展張

油の滞留状況
油回収ノズルの設置状況
油回収後、ホースを撤収する専門家
油回収作業を終了しボートへ帰還する専門家( 左: 白木専門家、右: 牧 専門家 )

2 沈没船のモニタリング

 8 月 9 日 りおでじゃねいろ丸、18 日 富士川丸のモニタリングを行い、漏油状況を含め特段の変化がなく異常がないことを確認しました。


富士川丸の内部に入る専門家

富士川丸の船首砲塔部分

富士川丸のメモリアルプレート付近

りおでじゃねいろ丸のスクリュー部分

3 3Ⅾ画像データの撮影、画像処理

 8 月 2 日から 31 日までの 15 日間、3Ⅾ画像作成の写真データを収集するため神国丸の写真撮影を行うとともに、事務所において画像処理作業を行いました。


3D データを撮影する専門家
3D データを撮影する専門家
テスト作成した3D 画像の一例 (沈没船付近に横たわる一式陸攻)

4 技術移転訓練

 8 月 2 日から 31 日までの 15 日間、チューク州政府職員等に対し、漏油回収要領・作業手順、3Ⅾ画像のための水中写真撮影技術・画像処理技術及び潜水技術等について技術移転訓練を行いました。


訓練海域へ向かう専門家と技術移転訓練対象者の州政府職員
3D データの撮影訓練を行う州政府職員

3D データの撮影訓練を行う州政府職員
シュノーケル訓練を受ける紅一点の州政府(環境局)職員
沈没船の直上ボートで専門家からダイヤフラムポンプの取り扱い説明を受ける州政府職員
重量物浮揚訓練を受ける州政府職員

りおでじゃねいろ丸の油漏れ状況を確認する専門家と州政府職員