平成27年6月22日
JMASアンゴラ現地専門家紹介(渕上紳史)
私は、自衛官として勤務した38年間を、関係上司をはじめ同期、後輩、部下等沢山の「ひととのつながり」で支えられ、無事定年退官を迎えることができました。退職後の再就職、そしてアンゴラ共和国への派遣についても、この「人ととのつながり」で活動参加の機会を得ました。
現在活躍中の福代表兼地雷処理専門家(アンゴラ)及び下薗専門家(カンボジア)とは、平成13年小平学校での課程教育での同期であり、また、菅原専門家(カンボジア)は、少年工科学校剣道部の1年先輩であります。下薗専門家とは、平成25年2月にカンボジアでの再会を果たしております。
アンゴラ現地においては、地雷処理専門家として勤務する傍ら、軽易な会計業務をカウンターパートであるアンゴラのINAD隊員と一緒に実施していますが、言葉が通じないことでのストレスがあり、毎日がポルトガル語の実践です。若い頃に英単語をドンドン覚えていけたのと違って、暗記力が落ちている昨今、一つ覚えて三つ忘れていくということの連続ですが、文法を無視して、「とにかくしゃべる」というスタンスのサバイバルボルトゲースで悪戦苦闘頑張っています。
福代表、田原専門家と記念撮影 現地会計のベナンショーと業務調整
今回初めてのアフリカ勤務で、気候・言語・生活環境・文化等慣れないことばかりで多少の不便はありますが、これらのことを否定することなく受け入れて順応し、今まで勤務された方々が築き上げてきたことを継続しつつ、更に改善していけるように日々努力を重ねていきたいと考えております。これから先、どんなトラブルが起きるか判りませんが、イライラすることなく、作業安全と健康に十分留意をし、最小限のリスクで対応出来るよう、そして最終的にはアンゴラの自立と発展につながっていくことを願い、支援していただいている企業様や現地スタッフとの「人とのつながり」を大切にして、与えらえた業務に取り組んでいく所存であります。JMASアンゴラを今後ともよろしくお願いいたします。
地雷処理現場にて カウンターパートのベナンショーと
片言のポルトガル語で業務調整
自己紹介: 渕上 紳史(ふちがみ しんじ)、熊本県出身
昭和50年陸上自衛隊生徒として入隊、北部方面武器隊、第7後方支援連隊、白老弾薬
支処勤務を経て北海道補給処整備部を最後に平成25年定年退官