2020年4月カンボジア活動報告

2020年4月カンボジア活動報告

 在カンボジア日本大使館によると「4 月 24 日現在のカンボジア保健省の発表では、コロナの累計患者 124 名が発生している」とのことです。こうした中、感染予防を徹底し「地雷・不発弾処理に関連する総合機械処理事業(CMD)(第3期)」をコンポントム州で、「地雷・不発弾処理を伴う地域開発促進事業(PCD)(第3期)」をバンテアイミアンチェイ州で実施しています。いずれもカンボジア地雷処理センター(CMAC)の隊員に対し,OJT 及び座学で技術移転を行います。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で実施中です。

1.総合機械処理事業(CMD)(第3期)

4月は、地雷除去機、クラスター子弾除去機及び灌木除去機での処理要領の実習を実施しました。今月もコンポンスバイ郡オーサラ村で25.4haの地雷・不発弾の汚染地域の処理を実施し、対人地雷5 発、不発弾55発を処理しました。また、危険回避教育を近傍の村・学校11か所96名に実施しました。


地雷除去機の活動

クラスター子弾除去機の活動

灌木除去機の活動

2.地域開発促進事業(PCD)(第3期)

4 月は 灌木除去機による処理、人力による処理の実習を実施しました。地雷除去機は、エンジンの油漏れがあり、エンジン交換を実施しました。今月もマライ郡トゥールポンローで103.70ha の地雷・不発弾の汚染地域の処理を実施し、対人地雷 10 発、対戦車地雷 2 発、不発弾 39 発を処理しました。また、危険回避教育を近傍の住民に 3 か所 29 名に実施しました。


灌木除去機の活動

人力による探知活動

地雷除去機のエンジン交換

3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業

4月に今年度事業として、次の3項目を柱として活動を開始しました。

① バッタンバン州ラタナックモンドール郡トラエンコミューン内の3村を走る延べ13㎞既存道の補強整備
② マライ地区内の既存道約3㎞の補強整備
③ マライ地区内に農業用溜池約1ha(5万㎥)の構築

現在オータッコロ村の既存道約3㎞の補強整備を開始し、作業は順調に進捗中で6月末には終了予定です。
この事業により数年間補修されず凸凹に傷んだ道路が整備され子供達が安全に通学できるようになるとともに住民の生活道路が補修整備により改善され生活環境が向上します。

4.農業整備支援(FMS)事業

4 月からの今年度事業は、下記の2事業地に大別して活動を開始しました。

① バッタンボン州 EK プノム郡 EK プノムコミューン内の水田地帯の均平化作業及び付帯設備等の整備
② 同州ラタナックモンドール郡トラエンコミューン内の稲作地帯の均平化作業及び畑作地帯の整備(機材の検証等)

既にプノムコミューン内の水田地帯の均平化作業を開始し、作業は順調に進行しています。
この事業により地雷原であった土地をドーザー等を使用して整備し水稲、キャッサバ、トウモロコシの栽培を現地の農家と一緒になって生産し、収穫量を向上させ農家の収入の増加を図り、生活水準の向 上に貢献していきます。


農耕機材の操作実習

農地整備の状況
機材整備実施の状況