2020年5月ミクロネシア活動報告

2020年5月ミクロネシア活動報告

1 2019 年度事業を終了

4 月に引き続き、現地州政府職員に対する技術移転のための潜水訓練を行い、5 月 22 日、次の成果をもって 2019 年度事業を終了しました。

(1)沈船の捜索・位置の特定及び沈没状況の把握

各戦没船の周辺海域の音響探査・磁気探査を行って位置を特定するとともに、沈没姿勢、損壊の状況、水深等に関するデータを取得してサイドスキャン画像及び船舶周辺の等深線図を作成しました。


神国丸サイドスキャン(右舷側)

(2) 油脂漏洩状況の確認

戦没船の積載物、積載量等を潜水調査し、区画毎に油の漏洩状況を把握して約 16.7KLの滞留油を確認しました。


沈没船内の漏油の状況(1)

沈没船内の漏油の状況(2)

(3) 漏油の回収

主にダイヤフラムポンプ(圧縮空気駆動ポンプ)を使用し、7,395LB(3,354Kg)を回収して現地州政府に引き渡しました。


滞留する油溜まりへのノズル挿入

ボート上のポンプで漏油を回収

(4) 油タンク及び船体外板等の検査

外板等の鋼板の厚みを計測し、各戦没船の腐食状況を把握しました。


船外状況の把握

船内状況の把握

(5) 技術移転

潜水経験のある現地州政府の職員 2 名に対し大深度潜水、戦没船内潜水、油回収方法等のOJT 訓練を行うとともに、潜水経験のない職員 3 名に対し潜水訓練を実施してダイバーズライセンスを取得させ、基礎的な OJT 訓練を行いました。


船体確認訓練

オクトパスブリージングの訓練