2020年6月カンボジア活動報告

2020年6月カンボジア活動報告

 在カンボジア日本大使館によると「6 月 24 日現在のカンボジア保健省の発表では、コロナの累計患者 165 名が発生している」とのことです。こうした中、感染予防を徹底し「地雷・不発弾処理に関連する総合機械処理事業(CMD)(第3期)」をコンポントム州で、「地雷・不発弾処理を伴う地域開発促進事業(PCD)(第3期)」をバンテアイミアンチェイ州で実施しています。いずれもカンボジア地雷処理センター(CMAC)の隊員に対し,OJT 及び座学で技術移転を行います。また、コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」をバンテアイミアンチェイ州とバッタンバン州で実施中です。

1.総合機械処理事業(CMD)(第3期)

6月は、地雷原の植生の違いによる工程表の作成、クラスター子弾除去機のバケット部の交換要領を教育しました。また、地雷除去機、クラスター子弾除去機及び灌木除去機での処理要領の実習を実施しました。今月もコンポンスバイ郡オーサラ村で55.4haの地雷・不発弾の汚染地域の処理を実施し、対人地雷7発、不発弾51発を処理しました。また、危険回避教育を近傍の村・学校15か所141名に実施しました。


工程表作成教育

バケット部の交換教育

人力による探知活動

2.地域開発促進事業(PCD)(第3期)

6 月は 竹林の機械処理要領、泥濘地でのループ型探知機での探知要領、小隊長班長の指揮要領について教育を実施しました。また、灌木除去機による処理、人力による処理の実習を実施しました。今月もマライ郡トゥールポンローで 40.31ha の地雷・不発弾の汚染地域の処理を実施し、対人地雷 22 発、不発弾 32 発を処理しました。また、危険回避教育を近傍の住民 5 か所68 名に実施しました。


竹林での機械処理要領教育

泥濘地での探知要領教育

小隊長班長の教育

3.コミュニティ総合開発プロジェクト「安全な村づくり(SVC)」事業

6月中旬までに4月から開始していたラタナックモンドール郡トラエンコミューンオータッコロ村道(総延長約3㎞)の補強整備作業は、順調な作業進捗により概成終了しました。
6月中旬以降、次の事業地(同コミューン内)であるキロ・チアモントレイ村の既存道の補強整備作業開始に先立ち、機材等を移動して7月からの整備態勢を確立しました。
この事業により数年間補修されず凸凹に傷んだ道路が整備され子供達が安全に通学できるようになるとともに住民の生活道路が補修整備により改善され生活環境が向上します。

暗渠位置を示す看板周囲の整備及び補強整備作業間に凹んだ部分を再度整備

4.農業整備支援(FMS)事業

6月も予期せぬ新型コロナウイルス対策の影響はありましたが、EKプノム郡における農地整備支援事業(FMS:Farmlandmaintenance supportproject)は、4月開始以降6月中旬をもって全て終了しました。今回の作業間で得た貴重な経験を今後の事業運営に活用していきます。
一方、7月から事業開始の準備としてラタナックモンドール郡の関係者に対し、事業の全般説明及び調整・現地偵察等を実施して準備の万全を図りました。
この事業により地雷原であった土地をドーザー等の機械力使用して整備し水稲、キャッサバ、トウモロコシの栽培を現地の農家と一緒になって生産し、収穫量を向上させ農家の収入の増加を図り、生活水準の向上に貢献していきます。


ドーザーによる押し・引き整地

整地作業後土地への直播風景

スタッフの健康診断状況