2015/3/25
2014 年4月3日
第2期カンボジアにおける能力構築支援事業に参加して
報告者:JMAS理事 幸 野 穣
日本は22年前、カンボジアへ初めてのPKO部隊を派遣しました。その後、カンボジアは国内 和平を達成し、世界各地で内戦などで苦しみ、和平を求める国々に、2006年以来PKO部隊を派遣するようになりました。現在は、レバノン、南スーダン、 マリ等において、カンボジア王国軍が活躍しています。
防衛省の能力構築支援事業等に応募した第1期事業に引き続き、平成25年度の第2期事業においても、王国軍PKO派遣要員に対する道路構築関連の能力構築 支援事業を、陸上自衛隊の隊員と共に実施しました。派遣期間は2013年11月15日~2104年3月28日。昨年度より教育期間が長くなり、座学のみで なく重機などを使用する実習も採用、通訳者も4人から7人に増えました。
JMAS派遣要員は、私以下10名、内訳は教員6名、庶務3名で教員は全員、陸上自衛隊施設科のOBです。
「修了式」には、折木良一会長が出席、ティア・バニュ国防相、隈丸大使、山本防衛政策局次長等のスピーチの後、研修生に修了証書、教官・教員に感謝状が授 与され、さらに総合実習で完成した道路の渡り初めを実施しました。その後、NPMEC所長ソバニン大将を表敬訪問し、今年度事業及び来年度事業について意 見交換をしました。その夜は、大使公邸において折木会長歓迎夕食会が開かれました。昨年の11月15日第一陣が出国以来約4ヶ月振りに、3月25日に全員 が無事帰国しました。
JMAS要員と自衛官 研修生 測量実習風景
道路完成 間近! 修了式(3月18日)