2016/12/27
ラオス・シェンクワン県においてクラスター子弾処理機械事業の開始式を実施
12月20日、UXOLaoとJMASの共催により、シェンクワン県ペック郡の処理現場において、シェンクワン県副知事、NRA長官、UXOLao副長官、その他県の不発弾関係者や地元住民約80名が参加して、クラスター子弾処理機械化事業の開始式が行われました。
この事業は、JMASが外務省NGO連携無償資金協力を受けるとともに建設機械メーカー「コマツ」が開発した除去機の無償貸与を受けて、クラスター子弾処理の加速化を図り、住民の安全な生活環境の確保と地域開発の促進に寄与することを目的としています。
JMASとして、クラスター子弾の機械化による処理は日本の技術力を生かした官民連携による世界初の試みであり、今後、処理作業を通じて経験を積み重ね、安全かつ効率的な処理要領を確立するため地元の支援、協力をお願いしました。
シェンクワン県副知事からは、日本の支援に感謝するとともに本事業の成功と不発弾処理の加速化に期待するとのスピーチを頂いたほか、事業説明や機械のデモンストレーションを通じて、多くの参加者から事業に対する期待が寄せられました。本事業の成果を基に、将来的にはラオス全体に機械処理が普及定着し処理の加速化が進むことを期待したいと思います。
(※NRA: ラオス不発弾処理国家統制機構、 UXOLao: ラオス不発弾処理機関)
説明するUXOLao隊員
平成28年12月26日
ラオス事業統括責任者兼現地代表
關 廣明