不発弾による事故例

2015/3/16

不発弾による事故例 第五弾

「2006年8月19日コンポンスプー州ビル建設現場において不発弾による事故発生」 

1 事故の概要
  2006年8月19日(土)10:00頃、コンポンスプー州コンポンスプー町内のビル建設現場で不発弾事故が発生し男性1人が死亡(20歳)、同じく2人 (35歳、38歳)が負傷した。古い建物を取り壊した跡地にビルを建設するため基礎打設の穴を掘開していたところ旧水道管と思い不発弾に鍬を当てしまい爆 発したものと思われる。
19日EOD#17チームリーダーが現場を確認し十分注意を払って作業に当たるよう、また、不発弾らしきものを発見したらCMACに知らせるようビル建設関係者に指導してきた。

20 日(日)朝、ビル建設オーナーがJMASコンポンスプー事務所に訪れ探知してもらえないかとの依頼があり主任と#17チームリーダーが現地確認調査したと ころ爆発地点から別の不発弾(57mmAPC-HEAT)を発見回収した。(爆発したのも同種と思われる。)状況からしてまだ不発弾が出る可能性があるた め21日(月)探索することにした。

 21日#17チームが工事現場を地雷探知機で探索、腐食した砲弾,破片等を多数回収した。引き続き22日23日とEODチームを派遣し探索を実施し不発弾感知反応が無いのを確認し終了した。23日、基礎打設の工事は終了した。

 尚、22日午前、コンポンスプー州知事と園部代表が事故現場を視察された。

 

2 事故現場(写真)

事故のあった工事現場
この建設現場で6発の不発弾が出た
不発弾が爆発した穴
古い水道管が出てくるので水道管と思い鍬で叩いたと思われる 工事現場の周辺は市場で多くの人が集まる
爆破同一地点から出てきた不発弾
57mmArtillery(USSR)
工事現場で回収した不発弾(その一部

 事故現場を視察するコンポンスプー州知事と園部代表
 
3 教訓等
コンポンスプー町内にはポルポト時代に弾薬庫があり空爆を受け弾薬庫の爆発に伴い砲弾が飛び散ったり或いは爆発せずに不発弾として残った。その上に建物が建てられ現在に至っている。
最近老朽化した建物の建て替えで不発弾が発見されるようであるのでこの種、工事関係者に対する不発弾に関する啓蒙が必要である。