ヘルメットレックの海中調査開始

2015/3/20

2013.2.10

ヘルメットレックの海中調査開始

パラオ現地代表 筧 隆保

昨年12月4日、N連資金贈与契約締結以来、各種許認可事項の申請、必要物品の購入、事務所 の開設等諸準備を進めてまいりましたが、1月末、待ちにまった海中調査に関する合意書がコロール州政府との間で締結されました。

その後、支援を受けるレイ ンジャー部隊との調整及び資機材を準備して2月5日から、爆雷を多数積載したまま撃沈された日本の輸送船(通称ヘルメットレック)において、海中調査を始 めました。この調査の目的は現場の状況を調査・記録して処理作業の許可申請に必要な資料を得るためです。約2か月の準備期間を経て、ようやく本格的事業開 始です。


コロール州政府との合意書署名    レインジャーとの調整


まずは潜水器材の安全点検      潜水器材に異常ないことを確認

(上左写真)ヘルメットレックの起源となったヘルメットの残骸
(上右写真)航空機のエンジン(第1船倉)


散乱する爆雷         爆雷に大きな亀裂がある。


亀裂からは有毒なピクリン酸が漏洩    ビール瓶も積まれていました。