平成17年度「ラオス・シェンクワン県における不発弾処理事業」

平成17年度事業完了報告

 

平成１８年２月２８付日本ＮＧＯ支援無償資金協力贈与契約に基づく「ラオスシェンクワン県における不発弾処理事業」が平成１９年２月２７日をもって完了いたしましたので、下記の通り報告します。 

 記 

１　事業の実施期間：平成１８年２月２８日～平成１９年２月２７日 

２　事業の実施成果（要約）： 

 

（１）成果と達成度  

UXOLao と協同してシェンクワン県の不発弾処理事業を一件の事故もなく、整斉・円滑に実施するとともに、具体的な技術移譲のため基礎情報の収集及び現時点の技術レベルの判定を行い、2 年目以降の技術移譲の目標を確立する等、概ね所期の目的は達成したものと思料する。 JMAS の不発弾処理専門家のもと、17,776 発の不発弾を処理し、約410.7ha に及ぶ土地の安全化を図り、シェンクワン県の発展と住民生活の安全に貢献した。この間、OJT により基本的な処理技術を逐次、処理の中核となる隊員に付与し、技術レベルの向上を図った。 

 （２）プロジェクトの自己評価 

JMAS の高い不発弾処理技術及び知識がUXOLao に大きなインパクトを与え、それが信頼感の醸成に繋がり、JMAS に引き続き支援を要請していることは、プロジェクトの妥当性、有効性を端的に表しているものと考える。また、不発弾処理及び啓蒙活動等を通じ、日本・ラオスの友好関係促進に多大の貢献をしたものと思料する。 

（３）今後の方針 

シェンクワン県の事業は緒に就いたばかりであり、2 年度は引き続き不発弾処理を着実に実施するとともに、技術移譲に当たっては努めて処理の中核となる隊員が部下隊員を指導できるレベルまで引き上げる。 

 ３． 日本NGO 支援無償資金精算額 

　　 

日本NGO 支援無償資金契約額822,265 米ﾄﾞﾙ 精算額760,006.05 米ﾄﾞﾙ 残額62,258.95 米ﾄﾞﾙ 

４． 会計報告(事業資金収支表)：

別紙のとおり 　　　 

以上 

  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　別紙

 

日本ＮＧＯ支援無償事業資金収支表

 

実施団体名：日本地雷処理を支援する会

事業名(実施国)：ラオス・シェンクワン県における不発弾処理事業(1次）(ラオス人民共和国）

事業期間：２００５年２月２８日～２００６年２月２７日

 

	無償資金	自己資金
【収入の部】
総収入	＄823,087.20	＄125,276.83
支援無償資金収入	＄822,265.00
利息・差益	¥95,152	＄278.90
【支出の部】
１　現地事業費
１）直接費目
資機材等調達費（ドル）	＄45,243.30
（円）	¥1,179,990
小計（A)　　　　　（ドル）	＄45,243.30
（円）	¥1,179,990
２）ソフト費目
(イ)会議・セミナー等開催費	＄4,163.00
(ロ)現地スタッフ雇用費	＄385,784.00	＄34,133.48
(ハ)プロジェクト管理費
①現地事務所借料	＄8,909.15	＄6,733.74
②機材借料・修理費	＄99,959.20	＄8,773.96
③通信費	＄2,336.45	＄1,339.51
④旅費・移動費	＄3,461.40	＄4,666.29
⑤印刷等の経費	＄11,104.43	＄3,828.75
⑥UNDP管理費		＄36,275.00
（ニ）人材派遣費（円）	¥1,913,566
（ドル）	＄8,642.47	＄95,750.73
２　本部プロジェクト実施経費
１）本部スタッフ人件費(円）	¥7,639,610
(ドル）	＄87,824.00
2）保険費	¥146,760	＄2,248.66
3）通信・輸送料	¥286,172
4）雑費	¥364,080
為替差損(円）		¥16,589
(ドル）		＄219.00
手数料		＄181.58
小計（C)(円）	¥8,436,622
(ドル）	＄87,824.00	＄2,792.58
運用経費総計(ドル）（D)	＄657,427.40	＄98,543.31
(円）（E)	¥11,530,178
3　外部監査費
外部監査費　（F)	＄3,770.00
総合計　(ドル）	＄661,197.40	＄98,543.31
(円）	¥11,530,178
総支出	＄760,828.24	＄98,543.31
※残高	＄62,258.95	＄26,733.52
	1USD＝¥115.729	1USD＝¥115