2026年6月カンボジア活動状況

2026/7/7

 カンボジアのプノンペンも6月に入って、一日に複数回の降雨があり、雨季の到来を感じさせます。
 現在、JMASはカンボジアでクラスター子弾処理促進・復興支援、地雷処理、農地整備支援の3事業を展開しておりますが、JMASが2002年に最初に取り組んだ事業がカンボジアでの不発弾処理事業であり、クラスター子弾の処理はその流れを汲む事業です。
 カンボジアの不発弾は、米軍がベトナム戦争時に投下した爆弾、クメール・ルージュとカンボジア政府軍間の内戦時の砲弾、ベトナムとカンボジア間の第3次インドシナ戦争時の砲弾の他、昨年カンボジアとタイの国境紛争時の砲爆弾等があり、生産国は、米国、ソ連、中国、ベトナム、イギリス、フランス、ユーゴスラビア、タイ、イスラエル等です。
 不発弾の処理は、捜索、発掘、識別、安全化、処分の手順で行います。この際、安全化は、安全化が必要とされる場合かつ安全化が可能な場合に行われます。カンボジア事業開始当初はJMASが爆弾の信管の安全化を行っていました。これは、元自衛官の先輩方が自衛官としての技能をもって「おやじたちの国際貢献」として活躍した歴史です。ちなみにカンボジアでは爆弾は安全化された後に爆薬が取り出され、不発弾の爆破処分用の爆薬としてリユースされています。
 我々が現在実施しているクラスター弾の処理は、米軍がホーチミンルートに投下し不発弾となったクラスター子弾の処理を対象とし、2名の日本人専門家、5名のローカルスタッフがカンボジアの地雷処理機関であるCMACの活動を資金と技術の両面で支援し、月間13個程度の不発弾を発見・識別・処分しています。この際の処分方法は、爆破処分だけではなくクラスター弾はコマツ社製専用器材による破砕処理を行っています。


(CMACによる不発弾捜索)

 (クラスター弾の破砕処理)

(発見された不発弾)

(不発弾の爆破処理)