2025/11/4
10月も引き続き、「浦上丸」のERW処理を含むマラカル湾のERW捜索及びコロール州レンジャーに対する技術移転教育を継続的に実施しました。
「浦上丸」のERW処理に関しては、船の前後部それぞれの近くにある金属製コンテナからの回収作業が、「深い(水深が)、狭い、視程が悪い」という悪条件に阻まれて、なかなか進まないのが現状です。とりあえず、比較的作業が楽な前部コンテナからのERW回収を優先して実施しているところですが、全てを処理するには時間がかかりそうですので、事業期間の延長についても調整しているところです。
JMAS以外のトピックを2つ。まず、海上自衛隊の「インド太平洋方面派遣(IPD25)」の一環として、パラオ海上警察との共同訓練実施のために海上自衛隊の派遣立入検査隊が10月13日~17日の間パラオを訪問し、JMAS事務所にも立ち寄ってくれました。先月には、米軍とのパシフィック・パートナーシップ参加の自衛官がパラオを訪問する等、国軍のないパラオですが、自衛隊との交流が活発になってきた感があります。トピック2つ目は、10月29日から成田~パラオ間の直行便が就航したことです。ユナイテッド航空が週2便運航し、インバンドの増加が期待できそうです。29日の第1便には、日本訪問中のウィップス・パラオ大統領が帰国のために搭乗しました。



2025年10月パラオ活動状況




