2025/12/3
11月も引き続き、「浦上丸」のERW処理を含むマラカル湾のERW捜索及びコロール州レンジャーに対する技術移転教育を継続的に実施しました。
「浦上丸」のERW処理に関しては、堆積物の舞い上がりによる視程悪化に加えて、コンテナ内のERW同士の経年による固着が激しく、なかなかはかどらないのが現状です。そのため、12月に終了予定であった事業を2か月間延長し来年の2月までとするよう日本大使館に申請し、この度延長が認められました。
技術移転教育に関連して、航行中の小型船舶がスクリュー・プロペラを落としたとのことで捜索に対する協力依頼があり、技術移転教育のための捜索実習を兼ねてレンジャー隊員と共に潜水捜索を実施しました。捜索の結果、無事発見揚収することができました。
15日~20日の間、JMAS本部の末次パラオ事業統括理事が、事業視察のためにパラオを訪問されました。パラオ滞在中に、ウィップス大統領及び折笠日本国大使を表敬し、大統領からは日頃のJMASの活動に対し感謝のお言葉をいただくとともに、アイタロ―国務大臣及びオビヤン公共基盤産業大臣と面談し、今後のパラオ事業について意見交換しました。また、ERW処理において協力関係にあるノルウェーのNGO「NPA」が管理運営するERW処理場を研修するとともに、JMASの潜水作業を現場で視察しました。



2025年11月パラオ活動状況




