2024年7月パラオ活動状況

2024/8/5

 パラオにおけるJMASの活動も昨年の12月から11年目に入りました。
 活動目標の一つである「ヘルメットレック」(太平洋戦争の末期に米海軍の攻撃でマラカル湾に沈められた日本海軍の船)に搭載された爆雷の処理につきましては、開始当初500発以上の残存が確認されていましたが、現在は残り40発余りとなりました。
 活動のもう一つの柱であるコロール州レンジャー隊員に対する技術移転教育も、実際のERW処理への立ち会いや捜索実習を通じて着実に進めています。
 また、今年に入ってから7月までに、マラカル湾内のERW探査により、約38,000発の小銃弾や10発の近い爆弾・爆雷を発見しました。
 7月は、前半に専門家が半年に1度の健康診断受検のため帰国したため、潜水作業を中断し、器材倉庫の整備及び爆雷の海上輸送等で使用するボートの整備を実施しました。

発見した小銃弾
発見した爆弾

倉庫の整備(屋根の葺き替え)

ボートの整備