2025年4月カンボジア活動状況

2025/5/7

 カンボジアには正月が3回あります。1月1日の元旦、中国系の春節、4月13日から3日間*のクメール正月です。事務所のスタッフに聞くとやはりクメール正月が最も大切な正月で、地方出身者は帰省して家族で集まることが多く、国外居住者も帰国するので空港も混雑するそうです。祝賀パレードなども行われます。
 一般市民の祝い方で面白いのは「水かけ」や「ベビーパウダーを顔に塗る」行事です。これらのことで見知らぬ他人と幸福を分けあうのだそうです。これは昼だけでなく夜も続き、プノンペンでは荷台に水槽を設え大型の水鉄砲を持った子供や大人が乗り込んだピックアップ・トラックが走り回っていました。
 JMASとカンボジア地雷対策センターCMACが協同して行っている活動も、この時期にはクメール正月を挟んで、1週間から10日間程度「正月休業」になります。休業期間の前後には、普段以上に、安全管理に気を配り、地雷や不発弾の探査・処理活動や農業支援活動などを行いました。
*今年は13日が日曜日であったため16日までの4日間がクメール正月でした


クメール正月 僧侶の行進

クメール正月 水かけ祭り

休業前の救急セットの確認

休業後の安全管理指導

活動再開 対人地雷処理機と灌木除去機(バンテアイミアンチェイ州)

早速手榴弾を発見(スタントレン州)