2025年5月パラオ活動状況

2025/6/9

 5月7日に、4月中にマラカル湾のERW探査で発見・回収してあった小銃弾を約6,000発、20mm機関砲弾を41発、及びアラカベサン島で発見・回収した10cm砲弾2発をNPAの処理場まで移送しました。その内の小銃弾は、処理場敷地内にある焼却場に運び込みました。小型の焼却にまとめて入れられ焼却されるとのことです。
 5月8日に、UXO Technical Working Group の会議が5年ぶりに開催されました。本会議ははセーフティオフィスを議長として、国務省内務局長、歴史保存局長、警察署長、環境保護局長、国家危機管理ky区長、コロールレンジャー、ペリリュー及びアイメリーク州代表、NPA、JMAS等の、不発弾処理関係者をメンバーとするパラオにおける不発弾処理に関する技術的な諮問会議です。コロナ禍の影響もあり、しばらく開催されていませんでしたが、この度、アイタロ―国務大臣及びオビヤン公共基盤産業大臣が出席するとともに、折笠・日本大使がオブザーバーとして出席し、新しい体制での第1回会議として開催されました。会議では、NPA及びJMASから最近の活動状況について発表を行い、JMASからは、「ヘルメットレック」爆雷処理の完了及び今後のパラオにおけるJMASの活動について発表を行いました。
 地元紙の「ISLAND TIMES」のレクライ代表から、パラオにおけるJMASの活動に関して、特に「ヘルメットレック」の爆雷処理を中心に取材を受け、取材記事が5月27日の同紙第1面に掲載されました。


処分場に運び込まれた小銃弾

小型の焼却炉

過去に焼却された小銃弾の梱包

UXO Technical Working Groupのメンバー

27日付「ISLAND TIMES」第1面