2026年3月カンボジア活動状況

2026/4/6

  私たちJMASが不発弾処理事業及び農業支援事業として活動しているストゥントレン州は、現在観光業を活性化させるための開発に力を入れています。ベトナム戦争前あるいは内戦前は、州都ストゥントレン市と、まさに今事業をしているボレイオースワイセンチェイ郡には、カンボジア王族のための別荘がそれぞれにありました。前者ではメコン河とセコン河が合流する地点に、後者ではメコン河に面した場所にあったのです。プノンペンやシェムリアップから見れば僻地と思われる、まして日本人や他国民は聞いたことすらない地名かもしれないこのストゥントレン州は、実は由緒ある土地柄とえるのではないでしょうか。平和な時代に王族は、大河に凉を求めて、この地へやってきたに違いありません。
 今は生々しい戦禍を残し、放置されている状態にある州都の別荘は、市民に開かれた公園へと開発されることになりました。それに伴い、この王族別荘の敷地において不発弾探査が事前に行われることとなり、JMASの事業が名誉あるともいえるその任務を担いました。公園として生まれ変わるまでには、まだまだ時間が必要ですが、自分たちの関わっている業務がカンボジアに貢献していることを再認識します。
 農業支援においては、試験農場で働く農場研修生が、前年度の経験を踏まえ、より上手く農作業における必要な動き方をするようになりました。百の仕事をこなすことに由来するとも言われる百姓という言葉があります。農業をするうえで、食物に関する知識以外にも、機械の操作はもとより、その修繕あるいは改良までも求められてしまいます。このように様々な課題が発生する中、専門家の指導の下、研修生の着実な技能の習得を見て取ることができます。
 今月、弊会の活動を支援してくださる重機メーカーコマツ様によって、バッタンバン州に通算12校目となるトワーク小学校を建てることができました。本当にありがとうございました。先日のタイ軍による攻撃をここバッタンバン州でも受けたのですが、子供たちには家族や先生の愛情を受けながら、友人たちと共にその厳しさの中を生き延びる強い人間になってほしいと願わずにはいられません。

ストゥントレン市にある王族別荘跡地開発のため、
準備として、不発弾の探査を実施

現在の宿舎の状況を、副州知事の案内で確認

不発弾探査中の隊員

外壁にある穴は銃弾痕

宿舎の装飾
栽培技術やトラクター修繕を指導する農業専門家
JMASとして建設した12校目の学校。トワーク小学校