4月は皆が祝うクメール正月のある、おめでたい月です。同時に1年で最も暑い時期でもあり、最高気温が38、39度にもなる日が当たり前とも言える月です。その4月1日から、かつて地雷処理をしていたバッタンバン州において地雷処理活動を再開することとなりました。事業名称は”Sustainable Mechanical Demining in Battambang province (SMDB)”(バッタンバン州における持続性を有する機械力による地雷処理)です。
これまでは事業資金を供与いただいていた日本国大使館との協議により、2017年度事業から2024年度事業まで北隣にあるバンテアイミアンチェイ州で地雷処理を行っていました。同州での地雷処理に一区切りがついたことから、2026年度は、長年に渡り弊会をインフラ・農地整備事業を中心に支えてくださっているコマツ様のご支援を受け、バッタンバン州に戻り、未だこの地に広く残存する地雷原の安全化を実施することとなったのです。
事業地はバッタンバン州のバナン郡とラタナックモンドール郡に跨るように広がっています。事前の地雷原調査では、対戦車地雷だけが埋設されている区域(A3)もあるとのこと。そこではDM(対人地雷処理機)を使用せず、人力のみによる探査や処理をすることになります。地雷原の状況、地形、天候に応じて適切な探査を実施しなければなりません。2025年にバッタンバン州では13人が地雷不発弾事故に遭いました。安全第一を旨に土地の安全化にあたります。
JMASが地雷処理を開始した原点ともいえるこの地で、あらためて平和の再建に対する寄与という弊会理念を胸に、CMACと協力し、地元住民の声を聞き、また支援を受けながら、地雷原を安全な土地へと変えていきます。既に地雷処理事業地の近くでは、農地整備事業が進んでいます。この2つの事業による地域発展への相乗効果が期待でき、それにより、タイとの国境紛争のために不安を覚えているかもしれない地域の人々が自信を取り戻すことに繋がってほしい、と願わずにはいられません。
2026年4月カンボジア活動状況
2026/5/8









