2026年5月ミクロネシア活動状況

2026/6/8

 月初には、在ミクロネシア日本国大使館を通じ、台風の影響によりウエノ港内で横転した船舶からの油流出について、JMASとして技術的助言や現場確認が可能か照会を受けました。
 本件は、JMASが通常実施している第二次世界大戦時の沈没船に係る油回収事業とは異なるものでしたが、チューク州政府からの正式な要請を受け、関係機関と調整を行いました。5月5日には、籠宮大使、州政府関係者、国連関係者等が参加する全体調整会議に出席し、現地の被害状況及び今後の対応について情報共有を行いました。
 また、翌日にはウエノ港において、連邦政府、国連関係者、船舶関係者等とともに、船体図面を確認しながら、配管構造、タンク位置、作業時の役割分担、安全確保要領等について協議しました。
 5月12日にウエノ港転覆船に対する1回目の潜水調査、14日には2回目を実施しました。調査では、対象船舶周辺の油の状況を確認しました。2回目では12日の調査で推定漏油箇所に設置した回収袋中の漏油の有無等を確認し、現時点で大規模な油流出が継続していないことを確認しました。
 また、通常事業に関しては、チューク州環境保護局長と協議を行い、回収油の保管・移送方法、今後の技術移転に係る調整状況等について確認しました。
 JMASとしては、引き続き安全を最優先に、現地政府及び関係機関との連携を図りながら、沈没船からの油流出リスク低減に向けた活動を着実に進めてまいります。


横転した島間連絡船Chief Mailo号

横転した船体を調査する専門家

関係機関による全体調整会議  

船体図面を見て潜水場所を検討する専門家

ウエノ港に於ける12日の潜水調査 

ウエノ港に於ける14日の潜水調査

リオ丸の油回収作業

平安丸モニタリング(スクリュー付近)