2025年12月カンボジア活動状況

2026/1/7

 7月末の5日間にわたるカンボジア・タイ国境での紛争の後、12月7日からは戦闘が再発し、今回は20日間、戦闘が続きました。国境直近地域の火砲やロケットによる交戦に加え、タイ空軍の戦闘機が国境から遠く離れた、シェムリアップ州やバッタンバン州にも飛来し爆撃が行われました。紛争地域も大きく拡大しました。昨年12月27日に新たな停戦が発効し、新年1月5日の時点では停戦は守られています。今回のこの停戦が永続することを望みます。
 さて、当地においてJMASはCMACとともに、ベトナム戦争時や内戦時に残された地雷や不発弾の処理を行ってきました。現在のように交戦がリアルタイムで生じると、新たに不発弾やその他の爆発性戦争残存物(ERW)が発生します。そのため、これまでJMASとともに活動していたCMAC隊員の一部が、7月末以降、対処のために動員されるようになりました。
 CMACは軍の組織ではありません。しかし、国内における地雷や不発弾、ERWの処理に関わる責任を有する国家の組織ですので、その一部が動員されたということです。現在、動員されているCMACの隊員は、EODという爆発物の捜索から爆破処理まで、全ての段階の処置を行う知識と能力をもった隊員で、CMACの処理技能者の中でもエリート中のエリート達です。
 今回は、JMASとの活動現場から動員されたCMACのEOD達が、不発弾等の探索・回収・処理だけでなく、弾着地の表示や安全確認を行い、また、安全教育などを行って、地域住民の安全に寄与している姿について紹介します。


遺跡近傍での弾痕調査

爆弾痕の調査·安全確認

弾着地の安全確認

不発弾回収作業

避難所で危険回避教育

着弾地域の標示・安全確認